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がんセンターの外観と桜の写真がんセンターの外観と桜の写真

禁煙サポート「緑の外来」

禁煙サポート「緑の外来」

ただ今、休診中です

ちょっと一服、その前に…あなたのその気持ち大切にしましょう

あなたはタバコを吸う時、どんなことを考えていますか?

どんなふうに感じていますか?

  1. タバコが原因で病気になったりしないだろうか?
  2. 禁煙すれば、からだの調子がよくなるだろうな。
  3. 今までタバコ代に、いくらつぎこんできてしまったのだろうか?
  4. タバコがおいしく感じられない。
  5. タバコを吸うことが時々わずらわしい。
  6. タバコを吸うことで生活の自由をうばわれている気がする。
  7. タバコが吸える場所が減って、不便な世の中になったものだと思う。
  8. 家族の前で吸うのはなんだか気が引ける。
  9. タバコを吸わない友人の前では、肩身の狭い思いをすることがある。
  10. 禁煙できればいいのになあと思う。
  11. 今まで何度やめようと思ったことだろう。
  12. タバコをやめた友人がうらやましい。
  13. あぁまた吸ってしまった・・・と思う。

このうち5つ以上、あなたの心にうかぶものがあれば、あなたはすでに禁煙への第一歩を踏み出しています。


そろそろ禁煙してみませんか?

そろそろ禁煙してみませんか?

タバコがおいしいですか?

タバコでストレス解消ですか?

タバコを吸うとファイトがわきますか?

そんなあなたの心とからだは、「ニコチン依存」におちいっています。タバコがやめられないのは、あなたの意志が弱いからではありません。ニコチンに支配されない、健康的で自由な人生を取り戻しませんか?

わたしたちは禁煙サポートの専門家です。

心とからだにやさしい禁煙方法であなたをサポートします。

禁煙補助薬

パッチやガムなどのニコチン製剤や経口禁煙補助薬(バレニクリン酸酒石酸塩)を使用すると、禁煙に伴うイライラや、タバコをすいたい気持ちがやわらぎ、禁煙しやすくなります。ストレスを増やすことなく、いつもどおりの生活を送りながら、タバコをやめることができます。

カウンセリング

あなたにとってタバコはかけがえのない友達?それとも恋人ですか?じょうずな別れ方を一緒に考えていきましょう。

きっといいことあります…今からでもけっして遅くありません

タバコについて正しく知っていますか?


「意志が弱いのでタバコがやめられません」

いいえ、そうではありません。禁煙が簡単ではないのは、タバコに含まれているニコチンが強い依存を引き起こす物質だからです。


「軽いタバコを吸っていれば大丈夫?!」

そうでもありません。いわゆる軽いタバコでも、深く長く吸い込むことで、ニコチン量は簡単に調節できてしまいます。


「本数を減らしているから…」

いいえ、むしろ逆効果です。

本数を減らすと、1本1本が大切に感じられて、深く長く吸うようになってしまうため、かえって有害です。


「紙巻タバコに比べて加熱式タバコの有害性は少ないのですか?」

燃焼しない加熱式タバコでは一酸化炭素はほとんど検出されません。

けれども、加熱式タバコから発生するエアロゾルにも、紙巻タバコ同様に発がん物質を含む多くの有害化学物質が含まれています(※1)。もちろん、受動喫煙や3次喫煙も引き起こします。

また、「加熱式タバコは禁煙に役立つ」というエビデンス(正しい研究方法によって証明された客観的な根拠)は、今のところ示されていません。かえって、禁煙しにくくなるという外国のデータもあります(※2)。


「ニコンチンを含まない電子タバコなら、安心ですか?」

電子タバコを開始した子供は喫煙者になりやすいという海外のデータがあります(※2)。

海外では、いわゆる電子タバコ類が液体大麻、ヘロイン、違法ドラッグなどの吸引デバイスとして利用されており、若者を喫煙者へと誘導している現象がみられています。

日本でも今後、加熱式タバコが gateway drug として使われ、紙巻タバコやその他の薬物乱用へと子供たちを導いてしまうことが、とても心配です。
 

新型タバコの分類

加熱式たばこの仕組み例
 

(※1)JAMA Internal Medicine 2017;177(7):1050-1052

(※2)Ann.Rev.Public Health 2018;39:215-235


「禁煙に一度失敗したので、もうダメです…」

そんなことはありません。ニコチンの依存性はとても強いのです。喫煙は「嗜好」ではなく、「依存症という病気」です。禁煙治療専門のお医者さんにかかって、きちんと効果が実証された禁煙補助薬を使って、「正しく治療すること」をおすすめします。

いわゆる民間療法や、ストレスのかかる「がまん療法」はリバウンドや再発の原因となります。

タバコをやめると…

20分後 血圧・脈拍・手足の温度が正常化する。
8時間後 からだの酸素不足回復、運動能力がアップする。
24時間後 心臓発作の確率が減少する。
48時間後 匂いと味がわかるようになる。
2~3日後 ニコチンが完全にぬける。
2~3週間後 肌がきれいになり、顔色が良くなる。
1~9ヵ月後 咳や痰、だるさがとれる。
1年後 心筋梗塞のリスクが約半減する。
10年後 肺がん死などのリスクが半減する。

もっとも効果があります・・・がん治療とタバコ

がんの原因にはいろいろありますが、そのなかで最もがんとの因果関係が明らかにされているのがタバコです。

いまのあなたは…

がんを疑われて不安でいっぱい?

がんと言われてとまどっている?

まさにがんに立ち向かおうとしている?

もうがんとは長いおつきあい?

そんなあなたへの大切なお願いです。

もしタバコを吸っていたら、今すぐにやめてください。

「がんになってしまったら、いまさらタバコをやめても…」そんなふうに思っていませんか?

「なぜ今、“禁煙”なのですか?」

タバコをやめると…

呼吸が楽になり、手術後の合併症のリスクが減ります。

血液の流れが良くなり、おくすりがからだのすみずみにまでいきわたります。

からだじゅうの酸素が増えて、だるさがとれます。食欲がわいてきます。放射線治療の効果もあがります。

タバコに含まれるニコチンは、がんを新たに発生させ、がん細胞を増やす作用もあることが、最近の研究でわかってきました。

あなた自身がまず取り組むべき最も効果的ながん治療、それは「禁煙治療」です。

受動喫煙ってなあに? タバコの煙から自分を守りましょう。愛する人を守りましょう。

星を眺める女性の絵

タバコの煙には、わたしたちのからだに有害な化学物質が約300種類近く含まれています。このうち発がん性を示すものは、60種類以上にもおよびます。


タバコ煙には、直接吸い込む「主流煙」と、タバコからたちのぼる「副流煙」の2種類があります。有害物質は副流煙のほうに、より高濃度に含まれています。


周囲のタバコ煙を吸い込むことにより、タバコを吸わない人も、吸う人と同じように、さまざまな死にいたる病気にかかります。これが「受動喫煙」です。


たった一本のタバコの煙も、わたしたちの目やのどをシゲキし、頭痛もひきおこします。


「タバコを吸う人と結婚する」「タバコを吸う人と一緒のオフィスで働く」「公共施設やレストランでタバコの煙を吸い込む」といった、ごく普通の生活で、肺がんや心筋梗塞で死ぬリスクが、少なくとも20~30%高まることがわかっています。


タバコ煙が子供たちのからだへ及ぼす影響は特に大きく、ぜんそくや気管支炎、中耳炎の原因となります。


ご存じですか?タバコ煙に含まれる有害物質のほとんどはガス成分なので、空気清浄機では受動喫煙を防ぐことはできません。

タバコのニオイもキケンです

喫煙によって発生したタバコ煙は、家具や壁紙、カーテン、カーペット、あるいは車のシートや着ている服や髪などに付着し、いわゆる「タバコ臭」として空気中に遊離し続けます。


また、タバコを吸った人の吐く息からタバコの有害ガスがなくなるのには、30分以上の時間が必要です。


つまり、たとえそこにタバコの煙が立ちのぼっていなくても、タバコのニオイのあるところでは、受動喫煙と同様に私たちはタバコ由来の有害物質にさらされてしまうのです。これを「3次喫煙」、別名「残留受動喫煙」といいます。

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