地方独立行政法人 栃木県立がんセンター地方独立行政法人 栃木県立がんセンター

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Q&A

がん検診は必要ですか?

がんは日本人の死因のトップであり、年間35万人以上の方が、がんで亡くなっています。しかし多くのがんは早い時期に見つけ、治療すれば治ります。がんは早期発見が大切です。肺がんや胃がん、大腸がんや女性の乳がんなどの多くのがんは40歳を越えると増加してきます。40歳を過ぎたらがん検診受診をお勧めします。
また、子宮頸がんは20歳を越えると増加してきます。20歳以上の女性の方は、子宮頸がんの検診をお勧めします。

がんの種類によっては、がんの既往のある方は別のがんにかかるリスクが高いことが知られています。また、両親や兄弟、姉妹ががんの方は、同じがんになるリスクが高いこと、ヘビースモーカーの方や糖尿病の方は、そうでない方よりがんになりやすいことが知られています。このようないわゆるハイリスクに該当する方は、がん検診受診をお勧めします。

がん検診は毎年受けたほうがいいですか?

がんは発見できる大きさに限界があり、小さすぎるがんは発見が困難である一方、発見できる大きさになった状態から早期がんのステージに進むまで、たった1年~2年と言われています。早期の発見・治療を可能にするためにも、厚生労働省は1年に1回(がんの種類によっては2年に1回)の間隔で受けることを推奨しています。

乳がん検診を検討しています。超音波検査とマンモグラフィ検査のどちらを受けたほうがよいですか。

女性のがんで最も多いのが乳がんです。乳がんにかかる人は30歳より増加し始め、40歳代で最も多くなります。30歳を過ぎたら、女性の方は早期発見のできる乳がん検診受診をお勧めします。

若年の方や授乳中の方は乳腺が発達しているため、マンモグラフィ検査ではしこりが乳腺の中に隠れてしまい、はっきりとしないことがありますが、乳腺超音波検査では乳腺が発達した方のしこりも検出することができます。そのため、乳腺超音波検査をお勧めします。

40歳以上の方では、乳腺超音波検査とマンモグラフィ検査を併用することで乳がんの発見を向上させることができますので、併用検査をお勧めします。

生理4日目です。出血量は少ないですが、子宮頸がん検診はうけられますか?

当施設検診では、 生理中の子宮頸がん検診はお断りしております。生理中は細胞がうまく採取できず検査の質が落ちる可能性があります。また、生理中は貧血など体調不良になりやすいため、生理後の体調が万全な状態で検査を受けることをおすすめします。

オプションの追加は当日できますか?

できません。オプション検査によって検査キットの準備や配送に時間を要するため、ご希望の際には前日までにご相談ください。検診受付(026-658-5151)までご連絡をお願いいたします。

他の検診で、「要精密検査」となってしまいました。
精密検査としてがんセンターのがん施設検診は受診できますか?

がん検診は自覚症状のない「自分は健康だろう」と思っている人にがんが隠れていないかを調べるものです。現在治療中のがんがある方や自覚症状があり悩んでいる方、また他の検診で要精密検査と言われている方は がん検診ではなく、外来を受診してください。当センターの外来も受診可能です。紹介状をご用意いただき、予約センターへお電話ください。