核医学(RI)検査を受けられる方へ
核医学検査とは?

核医学検査は、患者さんに放射性医薬品を投与することから始まります。
投与された放射性医薬品が、目的とする臓器や組織に集まったところを、ガンマカメラという装置で撮影します。
全身像や断層像、体内のさまざまな臓器の働きなどの情報を得ることができます。
放射性医薬品とはどのような薬ですか?

放射性医薬品は 極微量のガンマ線という放射線を出す放射性同位元素(RI)を含んでいます。検査に用いられるものはすべて短時間で放射線を出す能力がなくなりますのでご安心ください。薬としての副作用も極めて少ないという特徴があります。
検査のはじまりから終わりまで
- 検査によっては、検査前に食事の制限や下剤等の薬を内服していただくことがあります。
- 放射性医薬品の投与の多くは静脈注射ですが、ガス状の薬を吸入したり、カプセル状の薬を内服していただくこともあります。
- 検査開始時間は、放射性医薬品が検査目的部位に達するまで、少し時間をあけることがあります。
(例:骨シンチグラフィ2~3時間、腫瘍シンチグラフィ72時間など) - 核医学検査では、基本的に検査衣に着替える必要はありません。大きな金属(時計、ベルト、眼鏡等)を検査前にはずして頂ければ結構です。
- 検査時間は、検査により異なりますが30分から1時間程度です。
検査中は装置の寝台の上に仰向けになって頂きます。 - 検査位置がずれないように検査終了まで、できるだけ体を動かさない様にしてください。
- 核医学検査では、息を止める必要はありません。
- 検査終了後は普段の生活を送ってください。


※その他、不安な点がありましたら看護師や核医学検査室までお尋ねください。
当院で使用している装置
当センターの装置には以下のような特徴があります。
- 赤外線自動輪郭機構による高画質と安全の両立
- フリーアングル、フリーアクセスによる楽な姿勢で検査が可能
- 画像処理速度の向上
この装置を使用することで「快適さ」「検査の質」を高めることが可能になります。