医療安全週間
医療安全あいうえお作文ポスター
11月23日~29日は医療安全週間です。
栃木県立がんセンターでは、院内の医療安全意識を高める取り組みとして、各部署で「医療安全あいうえお作文ポスター」を作成しました。
栃木県立がんセンターでは、院内の医療安全意識を高める取り組みとして、各部署で「医療安全あいうえお作文ポスター」を作成しました。
今回は、広報担当の目線から特に印象に残った3つのポスターをピックアップ。
それぞれの取り組みのポイントや、ポスターづくりの裏側にある工夫をコメントとともにご紹介します。
日々の安全への取り組みを、少しでも身近に感じていただけたら幸いです。
栄養管理科
栄養管理科では、「安心・安全でおいしい食事」をお届けすることを第一に日々取り組んでいます。
実は「検食」といって、幹部職員が患者さんと同じメニューを昼食で食べ、味や温度、衛生面などを皆で確認しています。
普段はなかなか見えない厨房の現場では、異物混入防止への細やかな注意はもちろん、昨今の物価高騰の中でも工夫を重ね、限られた条件のもとで「うす味でもおいしい食事」を日々追求しているそうです。
栄養は治療の一部。おいしさもまた、患者さんの元気につながる大切な要素です。
今回のポスターには、そんな調理スタッフの想いや努力が込められていると感じました。
食を通して「安全」と「安心」を支える、縁の下の力持ちとしての姿を感じていただければ幸いです。
実は「検食」といって、幹部職員が患者さんと同じメニューを昼食で食べ、味や温度、衛生面などを皆で確認しています。
普段はなかなか見えない厨房の現場では、異物混入防止への細やかな注意はもちろん、昨今の物価高騰の中でも工夫を重ね、限られた条件のもとで「うす味でもおいしい食事」を日々追求しているそうです。
栄養は治療の一部。おいしさもまた、患者さんの元気につながる大切な要素です。
今回のポスターには、そんな調理スタッフの想いや努力が込められていると感じました。
食を通して「安全」と「安心」を支える、縁の下の力持ちとしての姿を感じていただければ幸いです。
外来Ⅰ
外来では、患者さんが安心して受診できるよう、スタッフ全員が「One Team」として連携しています。
医師や看護師だけでなく、医療クラーク、検査技師、薬剤師、事務職員など、多くの職種が協力し、一人ひとりの受診や治療を支えています。
広報として院内を見る中で、「1人の治療のために、これほど多くの人が関わっているのか」と感じる場面がよくあります。
普段は見えにくい部分でも、さまざまな専門職が力を合わせ、外来を支えています。
「One Team」という言葉には、スタッフだけでなく、患者さんやご家族も同じチームの一員として、ともに安全で確かな医療をつくっていくという思いが込められているように思います。
私たちが向き合うべき“敵”は“病気“と”危険”であり、医療者と患者さんは同じ方向へ進む仲間です。
医療の安全は、こうした協力と信頼によって支えられているのだろうと感じます。
医師や看護師だけでなく、医療クラーク、検査技師、薬剤師、事務職員など、多くの職種が協力し、一人ひとりの受診や治療を支えています。
広報として院内を見る中で、「1人の治療のために、これほど多くの人が関わっているのか」と感じる場面がよくあります。
普段は見えにくい部分でも、さまざまな専門職が力を合わせ、外来を支えています。
「One Team」という言葉には、スタッフだけでなく、患者さんやご家族も同じチームの一員として、ともに安全で確かな医療をつくっていくという思いが込められているように思います。
私たちが向き合うべき“敵”は“病気“と”危険”であり、医療者と患者さんは同じ方向へ進む仲間です。
医療の安全は、こうした協力と信頼によって支えられているのだろうと感じます。
手術室
そして、ひときわ目を引いたのが、このポスター。
一目見ただけでは「何だかよくわからないけど、色がすごい」「ポスターにしては文字が読みづらい」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、そう感じるのは、実は作成者の意図したとおりのデザインなんだそうです。
背景の抽象画は、手術室スタッフの美大生の息子さんが描いたもので、よく見ると多色彩のマーブル模様の中に龍の顔が潜んでいるのがわかります。
そして「きけんよち」とは、目を凝らさないと見えにくいもの、ということを実感してもらうために、あえて黒文字でデザインしたそうです。
言われてみると、思い込みや当たり前のように見える日常の中にも危険が潜んでいることは多く、違和感を感じたときには立ち止まることが大切だと気づかされます。
言葉や文だけではなく、直感的に多くのことを伝えてくれるのも、ポスターならではの機能です。
医療安全というテーマと結び付けて、様々な考察する題材としても、とても興味深い作品と感じ、紹介させていただきました。
一目見ただけでは「何だかよくわからないけど、色がすごい」「ポスターにしては文字が読みづらい」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、そう感じるのは、実は作成者の意図したとおりのデザインなんだそうです。
背景の抽象画は、手術室スタッフの美大生の息子さんが描いたもので、よく見ると多色彩のマーブル模様の中に龍の顔が潜んでいるのがわかります。
そして「きけんよち」とは、目を凝らさないと見えにくいもの、ということを実感してもらうために、あえて黒文字でデザインしたそうです。
言われてみると、思い込みや当たり前のように見える日常の中にも危険が潜んでいることは多く、違和感を感じたときには立ち止まることが大切だと気づかされます。
言葉や文だけではなく、直感的に多くのことを伝えてくれるのも、ポスターならではの機能です。
医療安全というテーマと結び付けて、様々な考察する題材としても、とても興味深い作品と感じ、紹介させていただきました。
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いかがでしたでしょうか。
ほかにも個性あふれる作品や、届けたい思いが詰まったポスターがたくさんあり、少し名残惜しい気持ちもありますが、今回は広報として3点のみのご紹介となりました。
今月いっぱいは院内セブンイレブン前に掲示していますので、お立ち寄りの際はぜひ足を止めてみてください。
これらの取り組みを通じて、職員一人ひとり、そして患者さんも含めた“チーム”全体で安全を意識し、より安心できる医療環境づくりに向けて日々力を注いでいることを感じていただければ幸いです。
