クリニカルパスへの取り組み
「患者さん用クリニカルパスシート」とは
患者さん用クリニカルパスシートとは、ある疾患や治療法別に、入院から退院までの間に予定される標準的な診療の過程が示された帳票(シート)です。 私たちが作成したクリニカルパスシートには、予定される検査や治療などが時系列に記載されています。 また、検査や治療だけではなく、たとえば食事制限、安静度、リハビリテーションなどについても具体的に記載されています。
患者さん用クリニカルパスシートを作成した目的
- 私たちが患者さんと診療に関する情報を共有することによって、医療の安全性を高めること
- お互いのコミュニケーションを円滑にして、入院治療に伴う患者さんのご心配(検査や痛みやなどについて)を出来るだけ少なくすること
- 入院期間や社会復帰の時期についての目安となる情報を提供すること
患者さん用クリニカルパスシートは標準的な診療経過を示したものです。 したがいまして、同じ疾患であっても、それぞれの方の病状や手術方法の違い、あるいは身長や体重などの個人差などのさまざまな要因により、 診療経過は流動的に変化するものとご理解ください。
手術用クリニカルパスシート
ここでは代表的な手術のクリニカルパスをお示しします。胸腔鏡手術、腹腔鏡手術の場合、予定入院期間が1から2日短くなります。切除する部位や範囲によっても予定入院期間が1から3日変わります。
手術以外に化学療法、内視鏡治療、IVRのクリニカルパスを作成しています。実際に治療を受けられる際には、外来でお渡しするクリニカルパスで内容をご確認ください。
手術以外に化学療法、内視鏡治療、IVRのクリニカルパスを作成しています。実際に治療を受けられる際には、外来でお渡しするクリニカルパスで内容をご確認ください。