がん患者の治療成績向上・予後改善に病理形態学を基盤にした研究からアプローチする
病理形態観察と遺伝子解析に基づくトランスレーショナルリサーチ
がん は日本人の死因の第一位であり、現在、日本全国で約4人に1人ががんで亡くなっています。しかし、がんが生じる臓器は多岐にわたり、原発臓器によって性質も治療方針も大きく異なります。さらに、原発臓器が同じであっても個々のがんの特徴は患者さんによってさまざまであり、それぞれのがんのタイプに応じた適切な治療方針を選択する必要があります。このがんのタイプを、顕微鏡によるがん組織の観察によって診断するのが病理診断です。当研究分野では、研究員全員が病理学に精通しており、がんやその他の疾患の病理形態学的な解析を基盤としつつ、人工知能(AI)による画像解析や分子生物学的な解析を加えて、 新たな診断法や治療法の研究・開発を日々進めています。







