ロボット支援手術センターについて

ロボット支援手術センターについて

栃木県立がんセンターでは、2020年度に手術支援ロボット「ダビンチ(da Vinci)」の導入を目指し、ロボット支援手術センターを設立しました。 この手術支援ロボットによる手術は、通常の開腹、開胸手術に比べて傷口が小さくて済むため、出血の抑制、合併症リスクの低減、早期の回復、最小限の傷痕、入院期間の短縮等の利点があるといわれています。既に欧米においては日常診療の一部になっており、日本でも2012年から保険診療が始まりました。がん手術の分野においても、この手術支援ロボットを用いた手術方式は広がりつつあり、一部の術式では標準手術になっています。がん専門病院として県民が求める高度で専門的ながん医療を提供するためには、この手術支援ロボットの導入は不可欠と判断し、当センターで導入を目指すこととなりました。 これまで患者さんの体に負担が少ない治療の一環として、鏡視下手術を積極的に行ってまいりましたが、より安全で質の高い最先端医療を提供するため、2020年9月より最新鋭の手術支援ロボット「ダビンチ」による手術を開始します。ロボット支援手術センターでは、安全なロボット手術の運用に向け、医師、看護師、麻酔医、臨床工学技士など多くの職種が連携し、チーム一丸となって取り組んで参ります。