栃木キャンサーバイオバンクの特徴

がんの治療法の開発においてバイオバンクは重要であり、世界各国でたくさんのバイオバンクが設立されています。私たちのバイオバンクは次の4つの特徴があります。

  1. 希少がん・難治がんに焦点を当てていること
  2. 腫瘍組織を生きた状態で保存すること
  3. 適切な費用を負担いただくこと
  4. 受託解析を行うこと

1.希少がん・難治がんに焦点を当てていること

私たちは、希少がんおよび難治がんの臨床検体の収集に力を入れます。近年、多くの治療法が開発され、多くのがんにおいて治療成績が向上しています。しかし、依然として希少がんや難治がんにおいては、有効な治療法が開発されておらず、治療法の開発に向けたさらなる研究開発が求められています。私たちは、希少がんおよび難治がんの新しい治療法の開発に役立つバイオバンクを目指します。

2.腫瘍組織を生きた状態で保存すること

抗がん剤への応答性や薬物の代謝など、生きた腫瘍細胞から得られる情報はがん研究において有用です。適切な方法で凍結保存することによって、凍結腫瘍組織から細胞株を樹立したり実験動物を作成することが可能です。私たちは、腫瘍組織を生きた状態で保存することで、価値ある情報を提供できるバイオバンクを目指します。

3.適切な費用を負担いただくこと

バイオバンクの試料は長期間にわたって収集し保管したり、臨床病理情報を適切に管理したりするためには、安定した財源が必要です。また、利用者の方にとって使いやすいバイオバンクとするために、試料請求の手続きを効率化し遠隔地からでも容易にアクセスできるようにしていますが、その体制を維持するために財源が必要です。このようなバイオバンクの維持管理に必要な費用を賄うために、利用者の方には適切な手数料を負担していただきます。

4.受託解析を行うこと

臨床検体を用いた解析には、最先端の高度な技術が求められます。また、結果の解釈にはがん研究の専門家が関与した方がよい場合が多々あります。バイオバンクの利用者の方には貴重な臨床検体から有用な情報を引き出していただきたく、私たちは受託解析を行います。

上述の4つの特徴を兼ね備えることにより、栃木キャンサーバイオバンクは他のバイオバンクにはない有用性を利用者の方に御提供します。

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